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「菜摘俺の彼女になってくれるよね。」
「・・・はい。」
初めのデートから1週間後、私達は付き合う事に。
付き合うと決めた次の日に彼は私の両親の元に、挨拶をしに来た。
「お父さん、お母さん、今日は菜摘さんとお付き合いの許可をもらいに伺いました。」
「そんな森田さん・・・我儘な娘ですが宜しくお願いします。」
真面目で紳士に見える彼を両親は一目で気に入ってしまった。
「今日はありがとう。挨拶なんていいのに・・・。」
「いや、俺は真剣に将来の事を考えてるから。・・・あと。はい!コレ。」
「・・・え?ブランド物の袋?」
両親に挨拶を終え、帰りの車の中で突然彼からエルメスの指輪をプレゼントされた。
「これって・・・」
「婚約指輪だと思って。」
「いや・・・でも・・・」
「いいんだって。取っといてよ。」
デートして1週間。
付き合ってまだ1日なのにこんな高価な物を受け取って良いのかと、嬉しさより驚きの方が強かった。
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