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『えー、新入生の皆さん、ようこそデュエルアカデミアサウス校へ、皆さんの御入学を心から祝福いたします。』
時間は少し進み、現在三人は校舎内にある総合ホールと言われる場所で仲良く三人並んで座っていた。
「……おいクソ剣児、何が入学式は名目上だって?現在進行形であってるんだが?」
剣児曰く名目上の入学式は、迅斗の言う通り始まっていた、但し始まってから一分も、つまりほんのついさっき始まったばかりだと言うのに迅斗の表情は既に不機嫌である。
「いや、流石に挨拶ぐらいはあるだろ……そんぐらい我慢しろよな。」
「ちぃ……」
苦笑を浮かべた剣児にそう促されると、不機嫌そうに舌打ちを鳴らす、基本的に迅斗は自分が何も出来ないイベントは好きではない、特に入学式とか尚更だ。
「イヒャヒャ、そう不機嫌になんなよ迅斗、少しは我慢も大事だぜぇ?」
遊梨も笑いながらそう告げるが、まるで効果無く不機嫌そうなまま現在話を続けている校長(話をする前にそう紹介されていた)を睨むように視線を送っていた。
その姿に二人は揃って苦笑を浮かべたが、ふと遊梨は静かに周りを見渡した。
「それにしても色とりどりだぜ全く、まぁ制服が変わっているから仕方がないんだけどな!イヒャヒャヒャヒャ!」
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