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「んで、頼みって何?」
僕は頼まれたジュースを机に置いて亜紀を見た
「あのさ、蓮……あたしあるゲームに参加したいんだけどね、それには人数が足りないの」
「……ゲーム?」
「うん、ゲーム。あんたはじゃんけんは絶対負けるけどゲームは絶対勝つでしょ?」
僕の悩み…それは絶対にじゃんけんが勝てないこと。
この前なんてクラス中の奴らとやって全敗した記録もある
「でさあなたに参加してほしいのよ。今のところあたししか居なくてさー……まぁいいや、お願い蓮!」
「あのさ…亜紀」
無理と言おうとしたけど亜紀の澄んだ目を見てしまいその言葉が出て来なかった
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