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しかし、そんな不快になる俺の心情を知らずに話は進んでいく。
「死神は記憶をとるも、投げ捨てた。
そして記憶は、人になる。
憤怒の意思は、人になる。
その記憶をなくした奴が言う。
自分は短気なんだと。
その、人になった憤怒が言う。
自分は人間なんだと。
憤怒ではないと。感情ではないと」
まるで、物語というよりも詩を読まれている気分だ。
そこで一度レイジは話すのを止めて、水を持ってきて、飲む。
もう俺はこれ以上いたくなかった。
別に、雨の中での下山でもいい。
ただここから出たい。
まるで俺に言うように話すこいつがイラつく。
まるで俺を嘲笑うように話すこいつがイラつく。
その俺のイラつくを知らず水をのむこいつがイラつく。
イラつく。
イラつく。
イラつくイラつくイラつくイラつくイラつくイラつくイラつくイラつくイラつくイラつくイラつくイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツクイラツク
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