第8章  黒龍と黒影

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しばらくあたしは扉越しで中の様子をみていた 結斗達はある程度片付いたみたいだ 「そういや、己月って女大事にしてんだろ」 さっきより少し静かになった為に染谷の声はあたしにまではっきりと聞こえた。 「そういうの止めとけよ。お荷物、足手纏いになるぞ」 足手纏い… 染谷の口からそんな言葉が聞こえた。 確かにあたしは今の黒龍にとっては足手纏い 楽しいと思っている中よくあたしは足手纏いなんじゃないかなと思うようになった  
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