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淳の腕の力が次第に弱くなった
きっと元に戻った
染谷はその場にうつ伏せるように倒れた
哲也や結斗達がやってきた。
「な、なんで己月がここに居るんだよ!?」
「なんでだろうねー」
「己月ちゃん怪我ない?」
「うん、大丈夫」
心配そうに聞いてくる哲也
諒は抱き着いてきてそれを慎太郎が剥がそうとしている
まさにいつものと同じ光景
ふと慎太郎が呟いた。
「淳キレてたのに誰が止めた?」
「それはね、きっと淳は黙るから言うよ。己月ちゃんが止めたよ」
「え、己月が!?怖くなかったのか?淳がキレてたら誰も止めれないのに」
あたしはそうなんだーって返した
「だいたい、なんでキレたんだ淳?」
結斗が淳に問い掛けたが淳は無言で無表情
まさに聞くなとでも言いたいような
哲也が淳の肩を掴みまさか嫉妬かなにかかな?って聞いていた
なんて答えたのかは知らない
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