第9章  温かい時間

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お店の中に入ってきた諒 でも、あたしと目が合ったら動きが止まってた 「…み、己月…だ、よな?」 「あたし以外に誰が居るの?やっぱり似合わないのかな」 「そ、そうだよな。全然、寧ろめっちゃ似合ってる」 薄く諒の頬が赤くなったことに気付いた なんで、赤くなるの? 「あらぁ、諒ったら己月ちゃんに惚れたのかしら」 ニヤニヤ笑いながらおちょくるお姉さん 「うっせえ、姉貴に関係ねえだろ。てか黙ってろ。己月いくぞ」 「え、あっ、うん」 諒の後を追うようにお店の出口に 「ありがとうございました!!」 「いいのよ、また来てね。待ってるからね」 来たときに着ていた服を入れてもらった紙袋を持ってお店を出た  
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