第9章  温かい時間

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「うん、忘れてた」 きっぱりと返事した。 本当の事だし、忘れてたこと。 「お前なぁ、自分の誕生日くらい忘れんなよな」 「忘れてたんだから仕方ないじゃん、でもどうしたの?こんな豪華なお店貸しきって。」 「あぁーここ俺ん家だから。」 「へ?結斗の家なのこのお店!」 「そうだよ、文句あんのか。まぁ早く座れ」 ないけどと、答えた。 あたしはブーツを脱いで座敷に上がった。  
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