第3章  新たな生活

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「なにもないけど。」 「嘘や!!ならなんで哲哉さんや諒と登校してるんや?」 「壱、己月はな黒龍に入ったんだぜ!!」 諒が大きな声で話した。 勿論教室中に聞こえた。 不良たちはまた騒ぎ始めた。 「ホンマなん己月?」 「そう…みたい…?」 「なんでハテナついてるんや!!」 「ほんとだなんでだろうね。」 周りの不良からなにか言われて、見られてたけど完璧シカトした。 いちいち反応したらきりがないし ちょうどよくのんちゃんが教室にやって来た。 あんたNiceタイミングだよ。 のんちゃんの冷めきったオーラと殺気で騒がしかった教室が一気に静かになった。 人は見掛けによらずって正にこれじゃない? のんちゃんは見た目若く、かっこいいしさ 「己月ちゃん、どこ行くの?」 「トイレ」 「んじゃ、俺着いていく!!」 諒が椅子から立ち上がった頃にはあたしはもう教室のドアの前。 「それくらい1人で行けるから。」 言い残してあたしは教室を出た。 その頃、哲哉、諒、壱は己月の速さに驚いたとかなんやら…  
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