―ただ貴方に逢いたくて―

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―ただ貴方に逢いたくて―

その絵は今は忘れ去られてしまった。 女たちは金銀原色が入り乱れたベールに彩られ、その目には紺碧の光が宿り、彼女たちの体もまた空の蒼に溶け込んでいた。 そこに僕が辿り着いたのは偶然では無かったのだろう。
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