第四夜 「死神と協力者」

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「いらっしゃい」 カウンターから女性の声が聞こえ、目線をやる。 「愛子さん!お久しぶりです」 「久しぶり、五月。そっちは、初めましてかな?」 にこやかに挨拶をする五月に笑顔を向けた女性は、七瀬に優しげな微笑みを向けた。 明るい色に染め抜かれた長い髪、パッチリとした目、色白で明るい笑顔が印象的な小型な妙齢の女性だ。 「此方の方は、七瀬さん。新しく入った死神です」 「初めまして、漁七瀬です」 五月から紹介され、七瀬は頭を下げて挨拶をした。 女性は、ニコニコとしながらコップを磨く手を止めた。 「ワタシは、立花愛子。この店の店長で死神たちの協力者でもあるよ。宜しく」 そう言って、愛子は立ち尽くす二人にカウンターに座る様に椅子を進めた。 それに従うと、彼女は、二人にアイスコーヒーを出してくれる。 それを啜りながら、愛子と会話を交わす。
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