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校門の前に人だかりがある。 もしかして…!? 「あ、輝!」 やっぱり…。 たくさんの人に囲まれているのは、もちのろん明だった。 そこで俺の名前を呼ぶんじゃねぇよ!! 今すぐにでも怒鳴りたいところだが、知り合いだとバレるのも嫌だし、人だかりが邪魔をして近づけないというのもあり、無言で明を睨みつける。 すると、分かってくれたのか、周りの人ごみをかき分け、明は乗ってきた車に乗り込み出発した。 …ったくあいつは…。 俺は明が行った方向とは反対の方に向かって歩きだした。 .
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