402人が本棚に入れています
本棚に追加
「あっ…そこっ…」
「ん?ここがイイの?亜黒君」
「んっ…あっ!」
「んー、相変わらず良い反応するねぇ」
「誰の…せい、だよ!んっ!」
「あはは。僕のせいだね。じゃあ止める?」
「……汐崎の意地悪」
俺の拗ねたような声で言うと、汐崎が笑い声と共に再開した。
「んっ、もっと強く…」
「はいはい」
「あっ…」
その声に被り、若い男の疲れたような声が響いた。
「…なぁ。一体何してんだよ、お前ら?」
「「え?ただのマッサージだぜ(よ)?」」
他に何があるんだ?
不思議そうに言うと、本郷は頭を抱えた。
「何がって…ったく、紛らわしいんだよ、お前ら。なぁ、蒼夜」
「………こくん」
「「紛らわしい??」」
蒼夜と本郷の呆れたような視線の中、俺らは同時に言って再びマッサージを再開した。
??何なんだ?
最初のコメントを投稿しよう!