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そんな俺の健気な頑張りで、ある程度敵を倒したところで本郷に目配せし、気付かれないよう敵を中央に集める。
「はっ!そろそろ良いだろ。紗桐!」
「へーい。さてと…そろそろ終わりにしましょうかね」
本郷が逃げたのを確認して、俺は手の中の黒い塊――汐崎特性の薬入り爆弾(睡眠&麻痺効果)を集めた黒服達に向けて、思い切り投げつけた。
ボフンッ!!
「うっ、ゲホゲホ!!」
「ぐっ…何だ…こ…れ…zzz」
「っ?体が動かない!?」
「し、痺れる~!」
おー、どんどん倒れてくな~。
流石汐崎の薬、効果抜群だね。
「おい、本当にこんなマスクで大丈夫なのか?」
「大丈夫、大丈夫♪最新の技術+動きやすいように俺が改造したんだから」
でもその分、作業がなかなか面倒だから蒼夜の分がまだ出来てないんだよな…。
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