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「ま、いっか。うーん、後一人だし、本郷やっといて…ん?」
ふと視線を薩摩社長の方へ向けて、俺はつい驚愕で固まってしまった。
「……これってあり?」
いつの間に出したのか、薩摩社長が殺気と共にこちらに向けている……機関銃。
「いやいやいやいや、無しだろ!というか、一体どこから出してきた!?」
「死ねぇぇぇー!!」
ドガガガガガガガガガッ!
「「うぎぁぁぁ!?」」
「くっ!」
本郷は奇声を上げながら、生き残りの黒服と一緒にまるでステップでも踏むかのように必死に弾を避ける。
カチカチ!
「はぁはぁ…」
「やっと止まった…」
しばらく経って、弾切れを起こしたのか銃声が止んだ。
「この…っ!」
そこへ目をギラギラ輝かせた本郷と何故か黒服が強襲。
「「危ねぇだろうが、この野郎!!殺す気か!」」
「ぎゃああああ!?」
おお、息ぴったし。
「いやぁ、良いパンチだったな」
「あんたこそ、あのアッパー最高だったぜ」
そして意気投合した本郷達。
握手し合って、お互いの健闘を称えあってる。
…同じ危機を乗り越えて、友情でも芽生えたのか?
ちなみに俺はというと、咄嗟に無理矢理渡された結羅特性の盾(折り畳み式)を出して防いだ。
思わず出したけど…すげぇ防御力だな、この盾。
あんだけ弾を受けて、傷一つついてねぇってどんな造りなのよ?
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