お仕事:【悪漢無頼】

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ちょっとだけ遠い目をしてから、すっかりボロボロになった薩摩社長に向き直る。     「…どーしようかな」     何か手を下さなくても、すでに放っておいても良いみたいになってるんだよなぁ。     結論。本郷たちやり過ぎ。     本郷はともかく、何やってんだよ一応ボディーガード。     無言で睨み付ける俺に、本郷は苦笑で黒服はさっと目をそらした。     何かストレスでも溜まってたのかな。     「まぁ、いっか。じゃあ、あんたもおやすみ~」     ガツッ!     「がっ!?」ドサッ     社長には一応汐崎特性の薬をさして、手っ取り早く最後の黒服さんを気絶させる。     「おい、どうするんだよ。この状況」     「んじゃあ、黒服さんたちにリンチにされました~みたいな感じで後よろしく」     何かすっきりしないけど、一応仕事終了ってことで。     「お疲れ、蒼夜。帰ったら風呂入ろうな」     「♪♪」     とりあえず、出来るらしい本郷に黒服たちの記憶操作をお願いし、蒼夜とじゃれていると。     ファンファンファン…     「あ、警察来た…」     「あれだけ銃声したら流石に通報されるだろ」     ですよねー、あいつらサイレンサーつけてなかったし。     警察にバレると色々面倒なので、窓からさっさと撤収して家に帰った。     …流石に6階からはキツかったよ。うん。    
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