逃走劇

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その理由は、この学院の風紀委員は他の学校のそれとは違い、あまりにも厳しすぎるため。 転校してきた俺から見ても異常と言えるくらいだ。 それに… 風紀委員の中にはあの春樹を打ち負かしたというやつすらいる。 そいつの名前は… 覚えてない。 確か金髪だった気がする… というわけで風紀委員に見つかると厳しい罰が課せられるのだ。 久「ああわかってるよ。今しまうか…」 ガラ~ 久志がフィギュアをしまおうとした時、いきなり教室の戸が開いた。 久「…!!!」 誠「…!!!!」 春「…やべっ!!」 開いたドアから入ってきたのは風紀委員だったのだ。 久志はフィギュアを急いで隠そうとしたが間に合わず、 風紀「そこのお前、手に持っている物をよこせ!没収だ。」 風紀委員は久志からフィギュアを取り上げながら言った。 久「やめてくれ~(泣)」 風紀「校則違反の物を学校に持ち込むんじゃない。」 風紀委員が教室を出ようと、後ろを向いた時 久「ハルナちゃんを連れていくなー!!」 っと久志は風紀委員に体当たりをかました。 風紀「いててて…」 久「ハルナちゃ~ん(泣)」 そしてフィギュアを取り戻し、その場を離れようとしたのだが… 風紀「き、貴様~!」 体当たりされて怒った風紀委員は俺たちを追ってきたのだった。
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