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わずか数分で終ると思われたかくれんぼも今では30分以上探し続けている。
この狭い公園でこれ程の時間隠れられてしまったら、少年にはこれ以上少女探し出せる気がしなかった。
「ごめん、降参だよ。どこに隠れてるの?」
少年は少女に聞こえるように公園の全体に聞こえるように言った。
「……勝った」
少女のその声は少年のすぐ後ろから聞こえた。
「え?」
その声に驚き少年は後ろを振り返る。
そこにはいつからいたのか少女が立っていた。
「どこに隠れてたの?」
この公園でこれ程の時間隠れていたのだから少年は期待を込めて聞いた。
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