――殺し合い――

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僕は周りの男子を順に殺していく。 海は逃げ回る女子を追い掛ける。 「陸、海!!私たちは誰も殺さずに生き残るのよ!?」 「花澤さん、躊躇していると殺されますよ?この教室は警察も入れないから、人を殺したい人たちにはうってつけの場所なんですから……海は快楽みたいですし」 海を見れば――。 「ぎゃははは、どんどん逃げ回れ♪俺に赤い血を見せろ」 「ほら、ねえ?僕は死ねない苦痛を与えたいですし、奴らのシナリオに沿って動いてあげていますから」 花澤さんは、腰を抜かし床に座る。 僕は奴らの言う通りに動いてやろう。 クラスの皆の監視役を、引き受けて見張る。 軍服のオッサンから渡された、小型マイクを襟に仕込ませて、教室を回る。 「陸兄ちゃん!コイツ等、ビビっているぜ!!」 「ごめんね、死んだら供養だけはしとくから」 そう言って、殺していく。 次々と死体は黒服のスーツに運ばれる。 残されたクラスメートは、文房具で対抗しようとする。 僕たちには、関係ない。 ナイフがあるから。 親から渡された物だから、大切に使う。
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