プロローグ

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空がオレンジ色に染まっていく。 雲は流れていくこともなく、 じっとしている。 ーどうして夕方の雲は空にじっとしているの? 裕翔は涼介にたずねてみた。 ー俺にもわからないけど……。 涼介は瞳に夕焼けを映しながら言った。 ー雲がじっとしていてくれると、絵が描きやすくていいな。
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