1人が本棚に入れています
本棚に追加
休み時間。
僕はいつも通り、次の授業の用意をして、読みかけの本を開く。
学校では僕は、クラスのみんなから『文学少年』と呼ばれている。
別にただ本が好きだから一日中読んでるだけなんだけど……
もともと人付き合いが苦手で、人とあまり上手く会話ができない僕は、友人と呼べるほど親しい人なんかほとんどいなかったし、今でもそうだった。
友達なんか、いても気遣かれするだけだから、いなくても全然構わないんだけどな………
それが逆に僕の見た目と合っているのか、僕は幸運にもいじめなどに合うことはなかったし、むしろクラスのみんなから尊敬されていた。
最初のコメントを投稿しよう!