十二、*朱里と俺自身*-慎矢Side-

7/32
3219人が本棚に入れています
本棚に追加
/517ページ
署へ戻った後も、あん時…泣いていたお前の顔を忘れられなかった…。 お前は…俺が思っている以上に繊細な女なんだな。さっき居たのも…テレビか何かで情報を知って駆け付けて来たんだろ…。 それに…俺は……お前と違う世界に居る…。お前は人を殺るなんざ考えられないだろうが…俺は……いつその時が来ても、おかしくない。 さっきも…奴等の事を平気で撃ったしな…。撃った後も…何とも思わなかった…。 俺はそんな男なんだ…。
/517ページ

最初のコメントを投稿しよう!