十二、*朱里と俺自身*-慎矢Side-

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仲間が無事だと確認し病院を後にし、ふとまた朱里……お前の顔が浮かぶ…。 お前は大丈夫だろうか…。銃声…聞こえたよな…。怖かったんじゃねぇか…? 携帯を取り出し、アドレス帳からお前の名前を開いた。 「……何してんだ…」 受話ボタンを押そうとした手を止めた。 もう…お前とは連絡取らねぇって決めたのに…何してんだ…。 俺の都合で…お前を振り回す訳にはいかねぇな…。
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