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何時からだろうか
僕は君の背中をずっと追っていた
初めて会った時
機嫌が悪い君は少し怖かった
今ではとても考えられない
いつも隣いる君は笑顔で話を
聞いてくれる
だけどそれもいつまでも
続くわけではない
いつの間にか君の隣には
僕の知らない誰か
僕の隣に君はもういない
楽しそうに話す君の口から出てくる
僕じゃない誰かの名
君がいなくなってから
日常がつまらなくなり寂しさを感じた
何度も僕は君のことを忘れようとしたけど
それが怖くてできなかった
今でもときどき思い出すんだ
隣にいる君の笑顔を
でもその笑顔はもうそこにはない
二人毎日、一緒に過ごした夏休み
じゃれあっていた休み時間
初めてすれ違った冬休み
なんとなくわかり会えた部活中
思い出の中に秘めた気持ち
君に伝えたかった
僕が悩み泣き崩れたとき
君は黙って僕の側にいてくれた
旅立つ日に君は初めて
僕に涙を見せた
たまにするメールがとても楽しみで
君からの返事が待ち遠しかった
同じ目標を追いかけていた
あのときの想いのままだったら
君に出会わなければ僕は
こんなに苦しまなかったのに
そう何度も後悔したけど
君に出会ってなかったら
今の僕はここにいない
思い出の中にしまい
込んだあの気持ちは
僕の一方的な片想い
いつかまた君に出会えたなら
声を枯らし叫ぶよ
『大好き…。』
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