《はじめの半歩》

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反射的に包丁の刃を素手で握ったテツシ! 「いっ…つつ!!」 (なんか… ……… なんか…; …………… ……… …ドラマみたいなシュチュエーションじゃな♪♪) ふとくだらないことを想像するテツシ; しかし、 女の人が引き戻そうと、グヂグヂ包丁を動かすたびに、刃が指の関節に食い込んでいきます! 「なんで!なんでよ! いっつも私の…!!」 テツシに言葉をぶつけ…、 その言葉と同時にグイグイちからが刃に伝わり……、 手のひらに、 ヌルッとした液体が広がって行くのがわかります。 (ふわぁーっ!! 酔いが覚めた☆ ……… …とは言っても、 こりゃどうもならんな。 ………… …… 女とケンカとかカッコ悪いけど、背に腹は代えられん!) 「うぉぉおおらー!!」 “ガッシャッン!!”
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