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誰が
どうなろうと
構わないと
言えるのなら
「…どうにかとは…他力本願ですね」
見えてないことを良いことに冷ややかな視線を向けた。
彼の人はこんなに甘えたことなど言わなかったのに。
……英雄とでは比べても栓のないことですか。
「犠牲が出ても構わないのなら、手はあります」
「じゃ!そうして!」
喜ぶ彼女。
その表情は、この先を聞いても変わらないでしょうか?
「…此処を燃やします」
私は、低く言う。
花の咲き乱れるこの場所を。
長く人が手を加えてきた場所を、灰にすると言う。
「死人が出るかもしれませんが…構いませんね?」
簡単に効果を発生させられるものほど、使い場所による代償が大きい。
私の扱う文字は、そういうものですから。
「それで良ければ」
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