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「ふはぁ」
なんだか今日は疲れた。
たまらず私は帰ってくるなりベッドに飛び込んだ。
「夢みたい…」
私は瞳を閉じると自然とスルッと涙が通り抜けた。
お母さんからの虐待も
学校の人からのイジメも
お姉ちゃんの自由勝手も
お父さんの裏切りも
全部一生人生についてくるんだって。
私は生と死をさ迷って。
怯えて体丸めて。
生きていかなきゃって。
そういう人生なんだって。
勝手に思ってたから。
嘘みたいで…
「…あきら…」
あなたがいたから
あなたが
あなたが私の全てを
変えてくれたんだね…
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