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えっ私は、誰かって。何を言ってるの！小夜だよ。忘れたの？
ゆうべ、誰も知らない秘密のお話し教えてくれたでしょう。
あのオレンジとグリーンの猫の事よ。
オレンジちゃんは緑色の目の女の子。グリーン君は水晶のみたいな銀色の目を持つ男の子。グリーン君の大好物は三日月の光。オレンジちゃんが好きのはきれいなピアノのメロディー。二匹の猫は…それを食べて真夜中にきれいに色が変わるのだけど、たべなければ…ただの白猫のまんまなんだそうです。 三日月のきれいな夜中、ピアノのセレナーデが聞こえる公園で、グリーン君とオレンジちゃんが星を見ながら話してたら、どこから現われたか？大きなブラックと言う黒猫が後から、忍びよって…オレンジちゃんの首根っこをくわえて連れ去ろうとしました。その早業に驚いたのは、グリーン君…グリーン君は、ブラックと必死で戦ったけれど、この辺のボス猫だったのでかないません。自慢の銀色の片方の目をやられて怯んだ隙にオレンジちゃんを連れて行かれてしまった。
グリーン君は、途方にくれてニャンニャン泣いてたら、「な〰、グリーンよ、オレンジを探して取り戻しに行くなら力を貸すから、もう泣くな」と三日月様に声を
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