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キーンコーンカーンコーン
担任｢出席とるぞー｣
就任して間もない若い男の担任が立ち歩く生徒を席に着けさせる
ざわつく中次々と生徒の名前を呼んでいく
担任｢佐藤―斎藤―清水―外浦｣
ガララ
悟｢はいはい!!｣
悟は息を切らしながら教室へ入る
悟(セーフ…)
担任｢さっさと席着けー｣
クスクスとクラス内に笑い声がかすかにあがる
優しい笑い声ではない
悟は現在も女子から嫌われの的なのだ
悟(学校辞めてぇ～)
かわいそうですが今の私にはどうにもできません
悟(役立たずが…)
すいませんね…
悟(あれ？聞こえてる？)
ええ、心の声は聞こえますよ
悟｢それちょっと便利だな!｣
あの…
今のは声出てますよ？
周りの冷たい視線が悟に集まる
悟(しまった…)
悟は入学２日目でもうクラスの厄介者になってしまった
担任｢大切な話しているから静かにしていなさい｣
担任からの注意まで来た
悟｢はいごめんなさい…
続けてください｣
悟の心には限界が近づいていた
担任｢えー昨日この学校の近くで不審者が目撃されました
すっげぇ不審だったらしいので女子は気をつけるよーに｣
悟(何がどう不審なんだよ!!パンツ一丁なのか!?)
担任はよくありがちな(？)連絡を終え教室を出て行った
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