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「た~つやー!」
隣にいる吉瀬 美智子は既に成人していながらまるで
猫のような声で
俺の名前を呼ぶ。
朝からテンションの高い奴だ・・・
そうおもいながら俺
は言った。
「・・・・何?」
「ひど~い。さっきの話し聞いてたの!?」
「ごめん・・・ 聞いてなかった。」
「さっきからずっと上の空だよ!どうしたの?」
「今日までに提出しなくちゃいけない資料やら何やらが溜まってて寝れんかった。」
今日は入学式。実はその準備を手伝っている先生から仕事を預かっていた。
「君は 暇だろうからこのくらいは楽にできるだろう。」
そう言われたとき
何も 言い返せなかった。
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