11人が本棚に入れています
本棚に追加
/79ページ
リクの気持ちは…気づいていた。
でも、立ちはだかる《商品》という壁。
それは、鏡也に対しても同じだった。
連れて来られた当初は、鏡也のそばで生活をしていた。
全く手を出さないが、暮らすとわかる鏡也の優しさに…結は苦しくなっていった。
そんな結を救ったのは…ママである沙樹。
結を隣に住まわせ、監視と言いながらも姉のように世話を焼いてくれた。
結も、沙樹にだけは素直に言える。
結「鏡也さん…忙しいのかな?
最近会ってないし…。」
結は、着替えて軽くシャワーを浴びると、倒れるように眠りについた。
・
最初のコメントを投稿しよう!