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結が目覚めると…ソファに鏡也が眠っていた。
結のマンションの鍵は、鏡也とリク、シン、タキがそれぞれ持っている。
結は、鏡也にそっと毛布を掛けた。
結「ちゃんと眠らないと…風邪引くのに。」
言いながら歩き出そうとして…腕を引っ張られた。
バランスを崩し、鏡也の上に覆い被さる。
結「き、鏡也さん!!
起きてたの?」
鏡「店に行ったら、リクに先を越されてた。
結に話があってな…。」
結「話?」
鏡「ああ…。
でもその前に…何か食わせろ。
シャワー浴びてくるから。」
触れるだけのキスをして、バスルームに消えた。
鏡也がシャワーから戻るのに合わせて、結はカンタンな和朝食を作った。
元々小さいときから父子家庭だったので、家事はひと通りこなせる。
鏡「…旨いな、相変わらず。」
結「…話って?」
鏡「オヤジさん…出て来たぞ。」
結「…え?」
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