3 毎日が日曜日

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「おい。孝。これ、この酒うまいぞ。田中工業の社長さんに貰ったんだ」 「ああ、うん」 孝の生返事にも我関せず、隆治は紀子に指示を飛ばし、グラスに酒を注ぐ。 「ほら、飲め」 すみれは酒を苦手としているので、こういう時に誘われることはない。 「ああ、うん」 孝はそれだけ言うと、酒を煽った。 「どうだ、うまいだろう」 「ああ、うん」 孝は無駄な言葉を話すことなく酒を飲み干す。 そして、パソコンを閉じると立ち上がった。 「あ、そのままでいいわよ」
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