1st crime
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和哉を送った後、木村は再び飛び降り事件の発生した現場へと戻った。 現場には生々しく血の跡がこびりついている。 木村はそれを見て眉をしかめ、不意に人の気配を感じて振り返った。 「誰かいるのか?」 ポケットから懐中電灯を取り出して、サッと気配を感じたところへ灯りを向ける。 「お前…」 チラッと見えた後ろ姿があの日の紅西の姿と重なり、木村は慌ててその後を追った。
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