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なんか不思議な気分だな。
戸中「なぁ、河野はどんな中学時代だった?」
河野「中学時代かぁ、う~ん、」
河野「空が好きでさ、いつも屋上の屋根に登って空を見ていたなぁ、それ以外何もないまま卒業した気がするよ。」
河野も同じなんだなぁ。
中学時代より高校の方が人って変わるんだなぁ。
戸中「初めて会ったときも屋上だったな」
河野「うん、あの時も空眺めてたら戸中君がいたんだよ」
戸中「先を越された感じ」
河野はクスクス笑って間を置いて言った。
河野「初めてバスケ部のマネやるとき怖かったけどね、戸中君が助けてくれて、あたし、あたし…」
戸中「河野?」
河野はまた顔が真っ赤になった。
熱を帯びた顔は熱かった。
河野「じ、じゃあ、あたしんちこっちだから。」
戸中「おう、またなぁ」
河野は走って家へ帰って行った。
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