第2話

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『ガタンッ ガタタンッ』 「はぁーーーっ この時間はいつも込んでるなぁ」 私の名前は阿相真由華(あそうまゆか) 只今満員電車に乗っています。 「はぁー やっぱり込んでるからきついなぁ」 「チーマールー」 「きゃぁ」 後ろから抱き着かれた 「もっもうビックリするじゃん それに私は真由華って名前があるんだからちゃんと名前で呼んでよ」 「ハハハッべつにいーじゃん だってチマル 小さくて丸いんだからさぁ」 「そっそんなこと… あるけど」 あるけど言わないでほしい。 虚しくなる。 この私のことを『チマル』と呼ぶ男は南京谷(みなみきょうや) と言って私の幼なじみの一人 まぁ幼なじみって言うよりは腐れ縁かな? だって京谷の見た目はすっごいチャラチャラしてるし。 幼なじみじゃなかったら近付かないよ。 髪の毛は茶髪に銀色のメッシュ  耳には痛々しい程にピアスがついてるし、 制服はダルンダルンだし、 アクセサリーもじゃらじゃら。 ヤンキー見たい。 「それにしてもチマル高校生なっても小っさいなぁ」 「うっうるさいそのうち京谷なんてすぐに追い抜かしてやる!」 そう私は高校生にもなって身長が140㎝ちょっとしかない それに体型は丸い これは私のコンプレックスなのに京谷はずけずけと私のコンプレックスを指摘してくる はっきり言って京谷のことは嫌い多分世界一大嫌い!!
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