第一章 金の斧銀の斧的な

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「んあ…」 目を開く。あれ?ここどこ? ムクリと起き上がり、周りを見回す。 うん。森の中だね。 「え~…、つーか…え~…?」 びっくりしすぎてえ~しか言えないよ。 そしたら後ろからザックザックとなんかを切ろうとしてる音が聞こえんの。 そんで後ろ見たらなんか木こりって言うの?みたいなヤツが汗だくになりながら木を切ってるわけ。 あまりにも表情が必死すぎてちょっとひいたことは内緒の方向で。 そんでね? ぼっーと見てたら凄いことが起きたんだよ。 いきなり木こりが奇声を上げて自分の持ってた斧を遙か彼方へぶん投げたわけよ。その時木こりが放った言葉が 「シャアァアァアアアウトォオオォオオ!!!!!!!!」 お前は室伏かって言ってやりたかったけど表情が必死すぎてキモかったからやめた。 そしたら木こりは斧が飛んでいった方向に走っていったわけよ。 私もちょっと気になったから追いかけてった。
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