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たどり着いたのは小さな村。
ここでいいのか、と男は辺りを見回す。
そのとき、岩の上に座っているアイルーとばっちり目が合ってしまった。男はチッと小さく舌打ちしてその方へ寄り、問う。
「ここ、ポッケ村か?」
そのアイルーはまじまじと男を見、何かを思い出したようにぽんっと手を叩いた。
「あんたが村長の言ってた新しい村付き
ハンターかニャ!少し待ってるニャ」
そう、男は新しい村付きハンターとしてこのポッケ村にやってきたのだ。
岩から飛び下り、ぴょんぴょんと走り去る後ろ姿に男は、はあ、と溜め息をついて呟いた。
「アイルーは苦手なんだよな」
そのアイルーはすぐに戻って来た。こっちニャ、と言って身に付けている防具を引っ張るそいつに男は心底うんざりしていた。
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