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Tomの両親はハンターだった。そのため、幼いころからモンスターについて、道具について、武器について、防具について、さまざまなことを知っていた。
そんな彼でもさすがに初めての土地でいきなり大型モンスターを相手にする、というのは無謀である。それを知ってか村長が用意したのはどれも簡単なクエストだった。
Tomもそれに対して文句を言うこともなく、雪山草摘み、ポポノタンの納品、ギアノスの討伐を面倒臭そうにこなしていく。
半月経つころには、雪山を地図無しで歩けるようにまでなっていた。
そんなとき、ドスギアノスの狩猟を依頼された。ギアノス達を率いるリーダー的な存在で、まあ少し大きいギアノスだと思えば大丈夫だ、と村長はにこやかに言った。
わかりましたと一言返し、彼の伴侶である弓矢を背負い、道具袋をさげ雪山へと向かって行った。
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