9人が本棚に入れています
本棚に追加
「ねぇおにいさまぁ~ん、私ハーケンタッツのバニラが欲しいなぁ~
後でたくさん良い事してあ・げ・る・か・ら……」
色々と寒気がする声の方へ視線を向けると、信乃が俺の左手を両腕で抱え込んでいた。
普通ならばここで柔らかい胸が当たってラッキーと男は喜ぶ所なのだろうが
残念ながら我が愚妹は鉄壁の女であるからして、その希望は泡と消える。
それ所か、さっきから信乃のあばら骨が肘に当たってゴリゴリする、嫌がらせか?
「羨ましいぞ孝信」
欠片も思ってない顔で言うな、むかつく。
最初のコメントを投稿しよう!