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「翔!勉強はしたの?」
突如、部屋の扉が開かれ母が入ってくる。
前期の期末テストがあまり優れなかった(とはいえ、真ん中あたりである)のと、毎日PCの目の前で仕事(MMO)をしているので母は心配しているのであろう。
だが、好きなことをしている時に邪魔をされるのはなんとも不快である。
「分かった分かった。あとでするから」
と言いながら、手で出て行けと合図を送る。
「今しなさい!」
ジェスチャーが気に入らなかったのか、母は怒り気味に言った。
このまま反抗的な態度を示すと、母となんともくだらない理由で全面戦争に突入してしまうので、渋々ゲームの画面を閉じ
「分かったよ・・・」
と、学校の鞄に手をやったところで、
「することが済んでから、遊びなさい」
と母は部屋を出て行った。
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