1 始

2/15
前へ
/53ページ
次へ
薄桃色の桜が舞う世界 新学年になるであろう生徒たちの浮足立った声が聞こえる そんな中 ただひとり これから雪が降るような 無表情でどこか寂しそうな顔をしている青年がいた 彼は誰にも聞こえない 自分にしか聞こえない声で 「自由に生きるって何」
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加