第一章

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僕は、かばんを机に置いて、周りを見渡した。 たしかに、ここは僕のクラスで、この席は僕の席だ。 二年七組。 窓際の、後ろから二番目の席。 間違いない。間違いなくここは僕の席だ。 「………………」 何も言わずにもう一度だけ周りを見渡し、仕方なく席に着いた。
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