特別なバレンタインディ。

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「つーかさ、スカート短すぎじゃね?」 なんとなく気まずい状態の中、突然ゆうすけがことばを発した。 「え・・そうかな。」 その言い方から、なんだか怒っているように思える。 「それに、なんかあまったるいにおいする・・・香水とかつけてんの?」 「・・まあ、少し。」 ははっと苦笑いをするあたし。 なんとかその場の空気を和ませたい。 しかし、ゆうすけのイライラは全く治まらない。 なんで・・?! 額から冷や汗が流れる。 と、いきなりゆうすけは立ち止まり、あたしの顔を覗き込んできた。
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