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ア「歩いても歩いても、そこに果てはない・・・腐った人間共が怒り狂い戦いが始まる」
シ「学校から出られないとかwww」
屋上にただすむ、二人と何匹かの海老。
先ほど、校舎から出ようとした二人だったが出口にシャッターが下りていた為、出るに出られない故にここで時間を潰していた。
屋上のフェンスに背中を預けたアネモネの足元には大きな伊勢海老がウロウロしている。
シ「まぁ、こっから降りようと思えば降りれるけど・・・海老達が潰れちゃうなぁ」
―ピンポンパンポーン
不意に屋上のスピーカーからけたたましい音が鳴り響くとアネモネとシュリンプスは顔を見合わせた。
月「こんにちわ、皆様・・・突然すみませんが放送でゲーム参加者様を呼び出させて頂きます」
聞き覚えのない声が、校舎全体に響き渡る。
月「今回のゲームは二年A組と二年B組で行う・・・戦争ゲームです。参加拒否権はありません、勝ったクラスには翠猫を所有する権利などが与えられます」
シ「戦争ゲーム・・ね、人間はおかしな事を考える生き物だな」
ア「ふっ、やはり始まったか」
やはりと、言った割にそんなゲーム初耳なんですがと内心焦りまくりのアネモネの足は密かに震えていた。
シ「アネモネ・・足、めっちゃ震えてるし・・・冷や汗すごいし声、裏返ってるよ?」
ア「む、武者震いだ・・邪気眼が疼くぜ」
月「参加者様方は今から10分内に、体育館へ集まってください。時間までに体育館へ来なかった場合、処罰を与えられますのでお気をつけて・・・何かの冗談だと思われる方は来なくて結構です。」
―ピンポンパンポーン
放送が終わり静まりかえった、屋上でアネモネは拳をギュッと握りしめ、俯くと伊勢海老の触角をジッと見つめた。
シ「で、行くの?www」
ア「い、いい、いい行くにき、きき、き決まってるだろ・・?た、たた、た楽しみだ」
シ「吃りすぎwww」
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