三日間くらい水がなくても生きるれよね海老さん。

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―二年A組の授業風景― 兎人は黙り込み、静かに視線を前方へと向けた。たくさんの人がいるためか、教室は蒸し暑い熱気に包まれている。 兎「・・・」 綾「やっぱ、幼女はツルペタだよな・・・それ以外にない、いや、あったら困る・・あーロリ女とお近づきになりたい」 この教室である意味勇者だと噂される綾鷹の異様な熱気と鼻息に、クラスメイトは黙り込んだ。いや、すでに綾鷹の近くにクラスメイトの席はない。 □□□□□ □□□□□ ■←綾鷹 □□□□□ □□□□□ 綾鷹のスキルは、ロリコン。噂では、警察にお世話になる一歩前にこの学園に無理やりいれられたらしい。 綾「どっかに幼女落ちてないかなww」 彼は勇者だった。 孤高の勇者だったのだ。 兎「翠猫・・・」 兎人はそわそわした様子で、視線の先にある時計を見つめていた。 ヒ「おい!スネ○!今日の放課後は、俺様のコンサートを開催するぞ!」 授業中だというのに、立ち上がりマザコンの親友の横で大きな声をあげている彼の名はヒッポ、決してジャイ○ンではない。 彼のスキルは、ありえないほど残念な歌声だ。 赤い瞳をギラギラさせ制服がわりに赤い着物を着用し、長い金髪を高い位置で二つに括った鬼畜少女・・兎人。 彼女の、スキルはサディスティック。 銀色の髪を揺らし、優しげな表情を浮かべる幼女好きの勇者な少年・・綾鷹。 綺麗にセットされてる茶髪の優男、紳士だとも言われているが意外と毒舌な・・ヒッポ。 とりあえず、この目立った三人中まともな奴は一人いないらしい。 ーキーンコーンカンコーン チャイムが鳴ったと同時に兎人とスネ○は教室を飛び出した。勿論ヒッポも後を追った。
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