三日間くらい水がなくても生きるれよね海老さん。

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シ「アネモネ、どうするのwマジでw」 翠「にゃあーん」 黒い海老こと翠猫を抱き抱えた、シュリンプスを見つめるアネモネは深い溜息をつき自身の右目を手で押さえた。 ア「うっ・・邪気眼がこんなときに・・疼く・・ちっ、仕方ない・・ここは引くべきか」 シ「逃げんのかよwww」 廊下を駆け抜け、風を感じながら兎人は金色の長い髪を揺らした、あまりに急いだため何度か転びかけたが無事、隣の教室に辿りついた。 兎「ア、アネモ「幼女はどこだぁああぁああ!?」」 兎人が声をあげると一気にざわついていた、教室が静まりかえる。兎人の目に飛び込んできたのは、アネモネの机に置かれた一匹の黒い海老。 兎人は肩を震わせながらゆっくりと、その黒い海老に近付き手を伸ばした。 翠「に、にゃ「キモいんじゃあぁあいぃい!!」」 バキッと何か一つの命が失われたような音が教室に響く。 教室の壁には、手で払いのけられた海老が減り込んでいる。 「キャアァアァァァアアァア!!」 一人の女子生徒が目を手で覆いながら、叫び声をあげればクラスメイト達も兎人から距離をとった。
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