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「殺海老鬼だっ・・・に、逃げ・・逃げろぉおぉ!!」
教室はパニック状態に陥った。何人かの生徒は腰を抜かし、ただただ恐怖に震えながら、殺海老鬼を見つめている。
彼らは、生物が目の前で死ぬとこなんて見たことがなかった。
だからなのか、異常などよめきがクラスを支配する。
兎「・・・僕の・・僕の翠猫を何処にやった!?アネモネは何処だ!?」
近くにいた、女子生徒の肩を掴むと息を荒くしながら兎人は怒鳴り声をあげた。
綾「幼女♪幼女♪」
「し、知らないわ・・・アネモネ君とシュリンプス君達は授業中にいなくなっちゃったし・・」
兎「翠猫をさらうなんて・・・・あいつら、殺さなきゃ」
綾「幼女♪幼女♪幼女♪」
瞳孔を開き、拳を握り締めた兎人は怒りに震えていた。
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