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4月23日。
いつも通りダラダラと授業を聞き流していると、唐突に事件発生。
どうやら生物実験室にて火災が発生したらしい。
すぐさま避難体制をとり逃げるボク達だったが、ふと朝の授業で携帯を生物実験室に起き忘れていた事に気付く。
後の祭(用法合ってる?)である。
どうしようもないので諦めて落ち込みながら、慎二と澱に愚痴ってみる。
途端に火災現場へと猛ダッシュする二人。
教師が止めようとするも、手が二人に触れた瞬間に錐揉み回転しながら吹き飛んでいた。
教頭に至ってはヅラさえも吹き飛んでいた。ざまぁ。
二人が突入した後、数分の静寂が学校を支配したが、不意に轟音が響く。
壁を破壊して二人が脱出していた。
果たして彼等は人間なのだろうか。
ターミネーター的な何かではなかろうか。
二人はボクに携帯を渡すと、物欲しげにこちらを見ていたので、とりあえずありがとうと感謝してみる。
幸せそうな顔で鼻血を噴き出し、昏倒。
意味がわからない。
ああ、眠い。そろそろ………ん?
いま気付いたが、アドレス帳に何故か慎二と澱のメアドが登録されている。アドレスなんて交換してないのに。
…………まあ、いっか。おやすみ。
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