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4月16日。
今日もまた面倒な事が起きた。
昼休みの事だ。
ボクが眠りたいのにも関わらず、やたら絡んでくる慎二の奴を自己流簡単お手軽殺人拳で迎撃していた所、視界の端に映る第三者の影。
金髪ロングの美少女が仁王立ちしていた。
何事?とか思いつつ様子を伺っていると、
「ちょっと武田君!!!その人嫌がってるじゃない!!それ以上やるならこの私、内海澱(うつみ よどみ)が許さないわよ!!!」
なんかさらっと自己紹介しつつ慎二に宣戦布告。
慎二は慎二で何だと?的なリアクション。
お前が何なんだ。
彼女――澱は頬を赤らめつつ、
「大丈夫、私があの男を排除してあげる。
……あ、でも、別にあれだから!!アンタが困ってるみたいだったし仕方無く…本当に仕方無くだから!!!勘違いとかしないでよね!!」
ツンデレ乙。
まあたしかに困ってはいたからありがたいけど。
言い争う二人を置いてその日は帰宅した。
もう眠い。おやすみ。
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